約 644,321 件
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/20.html
出典:AKB48で百合萌え レス:677-678 君の手相を診てあげよう ~なちのん篇~ どうしたら私はこの臆病な人を捕まえられるんだろう。 臆病で優しい、私の相方。 居心地が悪そうなことには気がついていた。 ちょっとでも目を離したら、もういいっしょなんて広げた手をしまいそうだから、 私は気がつかないフリをしてずっとノンティの手を真剣に見てるフリをしていた。 最初こそ結婚線はモテ線はなんて言ってノリノリだったのに、 私がわりと真剣に診てることを悟ると途端に居心地が悪そうになった。 正確には、私が彼女の手相を褒めたから、なんだけれど。 彼女の白い手首はとてもすべらかで、大人の女性って感じがする。 ふっくらとしたほっぺも滑らかなその肌も全部うらやましかった。 そんなこといったらノンティはたぶん口利いてくれなくなっちゃうだろうから、言わないけれど。 ひときわ白い手の平。 私だって色白ちゃんなんて言われるくらいには色が白いつもりだけど、 それでもノンティの手の平の上にある私の指は、彼女のそれに比べれば遥かに見劣りした。 あ、これすごい。すごいよー。 わざと軽めの口調。 澄ました顔をしてるけれど、ノンティが戸惑い出してるのは明らかだ。 自分に関して真剣になられることが苦手な彼女だから。 野呂さーん、これすごいっすよー。 当の本人は、なになに、なんてどこか冷めた風に言う。それが悲しい。 どうしてこんなにも臆病なんだろう。自信がないんだろう。 私がそれ言っちゃうかって感じだけど。 あなたはとても素敵なのに。 なっちの指を食べちゃうぞー。 バクバクバクバクー!なんつってね。 言いながら私の指を彼女の手の平が食べるフリをする。 やっぱり彼女は臆病で、すぐこうやって茶化そうとする。 私はそれに気がついている。彼女も私が気付いているのを知っている。 だから私はやっぱり乗せられることにしなくちゃならない。 私は彼女の相方だから。 いやいや野呂さん、ちょっとは真面目に見せてくださいよー。 バクバクバクー!なっちの指は甘いぞー!なんつってね。 ちょっと野呂さーん、なんていって笑う。 いつものように絡む私たちの周りに人が集まってくる。 なんだかんだ言ったってやっぱりみんなノンティが好きなんだよ。 彼女は絶対わかってないから、いつか教えてあげたい。 好意に怯える繊細な心も、冷めたフリして実は感動屋さんなのも、 みんな私が知っている。 優子じゃなくて、めーたんでもなくて、絶対に私が教えたい。 あなたがとても素敵なことを。 私はあなたの相方だから。
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/41.html
出典:AKB48で百合萌えPart2 レス:258-263 久しぶりに彼女と会う日は、冷たい雨が降っていた より一層寒さが増す天候に髪のセットを乱され不機嫌になりながら向かった最寄り駅 色とりどりの傘が溢れる街で、一番に目に付く、赤白チェックの傘 確信を持った私はきもち歩みを早める、アスファルトから跳ね返る雨は予想外に靴下に入り込んで不愉快だ 私に気付かないくるくるマフラーの長い黒髪、手に持った携帯を何度も開く彼女にどんどん近づいて 「着いたよ」 「ぁ、お久しぶりです」 振り返った傘から水滴が飛ぶ、向かい合った私たちの白い息がぶつかる 雨ですね、と彼女は一度空を見上げる、傘はパラパラと鳴っていた 「折角デート出来るかと思ったのにね」 「花ちゃんと居れたらそれでいいですよ」 言いながらがっかり顔を隠しきれていない彼女を連れて小物屋に寄り道した後、早々に我が家へと帰りついた 2つ並ぶ濡れた傘、いつもより多い玄関の靴が新鮮で何故だか嬉しくなる 彼女をリビングに通して二人分のココアを淹れる、外とは対照的な熱を持った湯気が辺りに満ちた その為に棚から出したペアのマグカップ、二つならんでいるのがやっぱり新鮮で 両手にマグカップを持ちリビングに入ればソファーの上、真剣な顔で何かをしている彼女 どうやら小物屋で一目惚れしたストラップを付けようと格闘しているらしい 残り一つだった小さなライオンが指の動きに合わせて揺れている 隣に座りマグカップを机に置いて、意地悪な笑顔で皺が寄っている額を小突いた 「へたくそ」 額の痛みとその言葉、そして私の顔に少しだけ頬を膨らませた彼女が携帯とストラップをずいと差し出す 「じゃあ付けて下さいよ」 素直に受け取り細い紐をそれ専用の穴に通そうとするも、他のストラップが邪魔をする 私に似たのか予想以上に思い通りにならない小さなライオン、何度か挑戦した所で集中力が切れた 勝ち誇ったように口を開けてるそいつが妙に憎い 「やめた」 「へたくそー」 そっくりそのまま返された言葉に今度は私が頬を膨らませる、彼女はその頬をつつきながら嬉しそうに笑った 緩やかなエアコンの風に湯気が揺れる、深めにソファーに座り直す 偶然触れた掌を必然的に絡めて、反対側の手でリモコンを取る 適当に付けたテレビでは、ありがちなワイドショーが大物俳優の熱愛を追っていて いーじゃん恋愛くらいその人の自由でしょー、と二人して散々ケチを付ける その後に始まる天気予報では、日本列島が傘マークだらけで同時に溜め息が漏れた 無言で見続けていた天気予報が終わりに近付いた時、肩に何かが乗る感触 それが彼女だと気付くのに時間は要らなかった 「そういえば、夢見たんです」 「へー」 「花ちゃんに、甘える夢」 間延びした相槌をうちながら肩に乗る彼女の頭に頬寄せる 天気予報は経済の良く分かんない番組に変わっていて、雑音にしか聞こえなくなったテレビを親指で消した 瞳を閉じてぽつりぽつり話す彼女の声が身体に染みる、気付かれないように髪にキスをした 「今日、正夢になればいいなって」 先程より小さめの声で呟いた言葉に返事はしなかった 相変わらずの距離で、チクタク時間は過ぎていく あまりにも同じ体制のままで、お互いの時間が止まりそうだ 寸前の所で絡めた掌をギュッと握れば彼女が顔を上げて視線がぶつかる 不思議そうな顔を怪訝な顔で見つめ返して 「もしかして、甘えてる?」 「た、ぶん」 自信なさげな答えを聞いて十分近かった距離をもっとと引き寄せる 非力な腕でしまい込むように抱き締める、視線の先の窓が雨に濡れて景色が歪む 息が苦しかったのか少し肩を押して顔を上げた彼女の唇に不意打ち 「へたくそ」 笑いながら頭を撫でたらまた頬を膨らませて俯いた 力が抜けたように優しく首もとに頭を預けて、彼女は深呼吸を一つ 「久しぶりですね、キスするの」 言ってすぐ恥ずかしさがこみ上げたのか、強く額を押し付けてしがみつくように背中に手を回す 無性に愛しくなって顔が緩むのを抑えきれない自分がなんだか情けない ようやく収まり始めたころ、背中に回る手の力が弱まった まだ顔が赤いまま頭を上げて、どこかギリギリの所で言葉を濁す彼女 何度も口を開いては、あともうちょっとの所でそれを飲み込んでいた 泳ぐ視線が行き来するのは、私の目、定まらない鎖骨の辺り それと 分かりやすい瞳を捕らえて 小悪魔ばりに首をかしげて わざとらしく名前を呼んで 焦らすように腕をほどいて 「花ちゃん…」 「ん?」 後は彼女が欲するままに 「もう一回、してください」 欲するままに幾らでも、いつまでも 「上手いじゃん」 湯気を失った二人分のマグカップ、柔らかい温風を吐き出すエアコン そんなものお構いなしな私たちは、明らかにこの部屋で一番熱くなっていた しかしさっき私が止まるのを防いだ時間は、時計の針と共に彼女が乗る電車が近づいているのを知らせる その事を教えればやはりがっかり顔を隠せずにゆっくり玄関へと向かった 二人の時間はこんなにも早く進むのかと正直驚いて、家に着いた時に感じた嬉しさがひっくり返り寂しさに変わる それを隠しながら私も玄関へと向かった時、彼女は忘れ物に気が付いた 「あ、携帯」 パタパタリビングへ戻った彼女は、自分の携帯の横に転がるストラップを手にとる 付ける事が出来ずに、自分のそばで揺れる事がない小さなライオンを見て、彼女はその場に立ち尽くした その背中を見ていた私に気付き、振り向けば、静かに近づいて一歩手前で止まる 一度口を開く、そしてさっきみたいに言葉を飲み込む 意図が読めなかった私が声をかけようとする前に、彼女はちゃんと吐き出した 「帰りたくない」 「え?」 「まだ、花ちゃんと一緒にいたい」 真っ直ぐに伝えた声と瞳は、震えていた 「ずっと、一緒に居たいよ…」 フローリングに落ちる涙が、雨の音と一緒に鳴る 熱を持った親指で綺麗に涙を拭き取って、次に手の甲で自分の目を乱暴にこすった 私の携帯で時間を確認する、たった今、電車はホームへと入ったようだ 「明日香」 涙目の私を見て彼女が驚きそして笑う それが妙に悔しくて額を小突く、やっぱり頬は膨らんだ 呆れたようで嬉しさも含んだ笑顔を零して私はまた彼女を抱き寄せる 後でココアを淹れ直そう 一緒に晩御飯を食べよう 何度だって名前を呼ぼう 飽きる程に甘えさせよう 今日くらい、欲張っていいでしょ? 「私も、帰したくない」 細い彼女の人差し指で口を開けたライオンが揺れる 雨は帰り道を塞ぐように勢い良く街に向かって落ちていた END
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/49.html
出典:AKB48で百合萌えPart2 レス:842-845 「あれ?佐江いないの?」 部室のドアの方から聞きなれた声が聞こえる。 「あ、こんにちは。」 私は笑顔で対応した。 「どーも。ねぇ明日香、佐江知らない?」 先輩は少し驚いた顔をしながらも、 今一番求めている名前を出した。 「んー・・・わっかんない・・・ですね~」 私はあいまいな返事をする。 するとすぐ先輩は 「そっか。まぁ~いっか。ばいばい明日香。」 と踵を返した。 「さ、さよならっっ!!!」 歩く早さに少し戸惑いながらも私は挨拶をする。 先輩が帰るのを確認したあと、部室のドアを閉める。 そして振り返る。 「・・・・・これでいいんですか?」 すると今にも消えそうな声が聞こえる。 「ん・・・・・ありがとう明日香・・・・」 いつも部活で元気爆発で輝いている先輩が 今は夕焼けに照らされながら小さくうつむいている。 「いいんですよ。それより…なんかあったんですか?」 佐江先輩は、少し鼻をすすった後 「なんでもないんだ…明日香ごめんね…」 私は小さくなった彼女の隣にゆっくりと座る。 静かな部室。 「いいですよ。私でよかったらいつでも頼ってくださいね。」 私は出来るだけ優しい声を出した。 すると彼女は 「どっちが後輩なんだろーね…」 と少しくすぐったさそうに笑う。 そんな彼女を見て、とても愛しく思う。 でも触れられない哀しさに左側がきゅうと締め付けられる。 すると急に先輩の携帯電話が静けさとこのゆっくり流れる時間を引き裂いた。 先輩は飛びつくように携帯電話を見てゆっくりと通話ボタンを押した。 「才加………」 どんどん締め付けられてゆく左側をぎゅっと自分でつかんだ。 「違うよ…だって才加…佐江といるより…」 その言葉は、静かな部室に虚しく響いた。 通話口から秋元先輩の声が少し漏れて、聞こえた。 「佐江。好きだよ。」 その瞬間先輩は弾けたように立ち上がって私ははっと顔を上げた。 「今から行く。行きたいの!行くから!!」 さっきとは別人の佐江先輩はその言葉を残すと電話を切った。 そしていつもの顔に戻った先輩はにっこりと私の方を見て 「ありがとう明日香!あ、これあげるよ!」 と言ってカバンから炭酸のジュースを出した。 「あ…ありがとうございます。」 少し擦れた声を整えながらお礼を言った。 そしてダッシュで部室の出口に向かう先輩に無意識に叫んでいた。 「……佐江先輩っ!!!!」 「ん?どしたぁ?」 無邪気に笑う先輩。 「ううんっっ!何でもない…です!さよなら!!」 「あははっっ なんだそれー!ばいばいっ!!」 と先輩は言い残し、すごい勢いで走っていった。 その後姿を見て声に出さない気持ちをぶつけた いかないで さっき先輩にもらった炭酸水を開けて飲む。 ほとんど常温状態のそれを喉に流し込む。 炭酸水の甘さが少しだけ鼻にツンと来た。 えんど。
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/28.html
出典:AKB48で百合萌え レス:814-818 青白い光が部屋の中に入り込む10月の終わり 何も纏っていない体が早朝の肌寒さを敏感に感じ取る 今日は珍しく、自分の方が早く目を覚ましたらしい ゆっくり目を開ければ規則正しく続く可愛い寝息と それなりに年上なのにそれを感じさせない、幼さの残る寝顔 顔にかかる髪を指で耳にかけてあげれば愛しさに笑みがこぼれた より近づこうと一度体を起こす、僅かな朝日に照らされた体を見て気付いた 「ぁ…」 いつの間に…と思うのももう何度目だろう トクトク脈打つ心臓の少し上に、赤く滲む痕 彼女の独占欲の表れであるそれを小さく爪で引っ掻く、そうしてもすぐ消えてしまうのは分かっているけど 出来るだけ長く彼女のものでありたいから 「めーたん」 あまり声量のない声を更に抑えて名前を呼ぶ いつもならすぐに"なーに?ともちゃん"なんて嬉しそうに聞き返してくるけど 勿論起きるわけがない彼女にこれ以上なく寄り添って 一方的に絡めた足はお互いの熱で溶けて、境目が良く見えなくなってくる 思うままに綺麗な鎖骨をなぞって、そこに口付けて 指を絡めてすぐほどいて、触れて勝手に触れさせて ねえ早く起きて、いやまだ起きないでいて 望み通りなのか反しているのか、依然と規則正しく続く寝息 彼女の胸に頬を寄せれば、合わせて鼓動も聞こえてくる 安心感に思わず二度目の眠りにつきそうになるのを無意味に我慢して 「とものもの」 静かに宣言して自分の痕と同じ場所に唇を寄せる 起きたらビックリするかな、なんて子供みたいな悪戯心と彼女みたいな独占欲をどうにか形にしようと 見よう見まねで何度か啄むも、僅かに桃色に染まるだけで自分のそれには程遠いものだった なんだか悔しくてそこを引っ掻く さっきより赤みを増したのはいいけど 「無抵抗な人に何してるのかしら?」 突如額に触れた唇と共に降ってくる台詞 そりゃあこれだけしておいて起きない方がおかしい 見上げた彼女の表情はいつも以上に嬉しそうに見えた 「おいたしちゃ駄目じゃないの」 「だってめーたん起きないんだもん」 頬を膨らまして抗議すれば優しく髪を撫でられてすぐに表情を緩めた 強く抱きついて1秒にも満たないキスをすれば、抱き締めかえされて あっという間に、組み敷かれていた 起きた時より高く昇った太陽の光が彼女を包んで、凄く綺麗で見とれそうになる けど、その前に耳元に移動して髪が少し視界に入るくらいだった 「悪戯しちゃう悪い子には」 「おしおき?」 「なんだ、分かってるんじゃない」 わざと驚いたように吐かれる台詞 それに続いて耳に一つ、頬に二つ、首筋に一つ 次々落とされるそれがくすぐったくて身を捩るけどほとんど意味はなくて 見上げた顔とは目が合わず、彼女の視線は自身が付けた痕だった 指先で触れて唇を落として軽く噛みついて、やっと目を合わせてくれた 艶美な笑みが昨日を思い出させて体温が上がる、詰まりかけた息を無理矢理整えたら見計らったように 「こうやって付けるのよ」 言ったと思えば鎖骨あたりに強く吸い付かれる、突然の出来事と僅かな痛みに下唇をぎゅっと噛んだ 数秒で離れたあと、彼女は静かに笑った それを知らない自分の反射的に瞑った瞳に一つ、ほどいた口元に一つ 赤く滲む痕は、全部で二つ 「ともちゃんのその顔、私だーいすき」 寝てる時の幼さに何の意味があったのか やっぱりこの人はどう頑張っても追いつけない程大人で 糸も簡単に言ってのけた台詞に、ただ赤面するしかなかった 暫く時間が止まったような見つめ合いが続いたあと 彼女は再びベッドに身を沈めた 体の向きを変えて、軽く鼻先が触れる程度に近付く 「ともちゃん」 「ん」 「ともちゃんは、私のよ」 「ん」 「私は、ともちゃんのよ」 「、うん」 真っ直ぐ見つめらる、今更だけど恥ずかしくて少しだけ目をそらした 上がった体温を下げるのが名残惜しくて、布団で口元まで覆う 「このまま寝るの?」 「いいじゃない、今日は休みなんだから」 人差し指が柔らかく口元を押さえて、舌先でちょんとそれに触れて 額同士をこつんと合わせて、示し合わせたように瞳を閉じて どんどん太陽は空に昇って、二人の意識はどんどんベッドに落ちて ねえずっと智のものでいて そしてずっとめーたんのものでいさせて END
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/10.html
出典:AKB48で百合萌え レス:315-317 「私達が、女同士じゃなかったら…。」 「それは言わない約束でしょ?」「うん、ごめん。」 咎めると、すぐに謝ってくる彼女。 普段は生意気で、なんでも口答えするのに、こんなときにだけ素直になる。 そんな彼女の素直さに、喉で笑う。 ああ、なんて可愛いんだろうと…。 恋愛に、女同士・男同士なんて関係ない。 一人の人間として、一人の人間を好きになる。 もっと言えば、好きになった人がたまたま同姓だっただけの話。 「今日も公演疲れたねー。」 「疲れたね。でも、いいものができた。」 彼女の言葉にそう答え、貪る様に彼女の唇と自分のそれを重ねる。 ビックリして、息をのんだ彼女の顔は普段では見られない顔。 そんな顔を見られる自分は、彼女にとって特別な存在なんだと、優越感に浸る。 もちろん私の中での彼女もまた、特別な存在。 「今日は、もう疲れたでしょ?明日も早いし、寝よ。」 そう伝えると、少し不満そうな顔。 この顔はまだ寝たくないという彼女なりの表現。 ―…明日も早いんだけどな…。 頭ではそう考えているけれど、やっぱり人間の本能・理性は脆い。 自分も、彼女と同じ考えだということに笑えてしまう。 いつも彼女から。自分がしたくても、彼女が嫌ならしなくてもいい。 それほどまでに、彼女の存在は特別? 確かに特別。でも、それ以上に彼女に依存している自分。 上目で自分を見てくる彼女の額に唇を落とす。 瞼、鼻、そして唇、首筋と下に下がってくるにつれて吐息を盛らす彼女。 彼女の、大きくも小さくもない膨らみに唇を落とすと、 その頂上にある蕾をくわえる。 彼女の可愛らしく弱々しい声を聞くたびに、カラダが反応し、電流が駆け巡る。 ――…私達のキモチは、みんなにはきっとわかってもらえないでしょ? …でも、後悔なんてしていません。 目が覚めて、目に入り込んできたのは満足そうにシーツにくるまって眠っている彼女の寝顔。 そして、カーテンの隙間から差すキレイな朝日の光だった。
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/48.html
出典:AKB48で百合萌えPart2 レス:537-538 夕陽が差し込む教室には私とたかみなしか居なかった 一緒に帰ろうって約束した訳でもなく、気が付いたら二人になってた 「渡せたの?」 「…ううん」 窓側の一番後ろの席から黒板のたかみなに声が飛ぶ 私の声に振り返らずに何か描きながら小さく首を横に振った 「どこにいるか分かんなくてさ」 少し乾いた笑いが教室に響いて、たかみなの持ってたチョークがぽきんと折れる そこで振り返ったたかみなの表情は、逆光で見えなかった 黒板には、白い線で綺麗にあの人の横顔が描かれてた 「いいの?」 「いいよ、もう帰ってるだろうし」 「そっか…私たちも帰る?」 「うん」 たかみなの返事に立ち上がると椅子が五月蝿く鳴って床が震える 二階から見下ろしたグラウンドは、運動部がせわしなく駆け回っていた 「ぁ…」 その脇に歩く一人が目に付いたのは、たかみなの視線の先にいつもいたから 一瞬教えるのを躊躇ったのは、たかみなの視線が私を向いていたから 「たかみな、居た」 「え?」 このまま私が黙っていれば、たかみなはあの人の所に行くことはないのに でも教えないと、もう私には今日、笑ってくれない気がして 「中西先輩、南門のとこ」 「え、嘘」 「まだ間に合うよ、早く」 「でも」 「いいから早く行って」 お願いだから早く じゃないと私、二人とも嫌いになっちゃうかも知れないから わたわたと教室を後にするたかみなは、一回廊下に出て、またすぐに戻って来た 「あっちゃん!」 「な、何」 「教えてくれてありがと!あとクッキーも!」 「いや、私こそチョコありがと、ってか急げバカー!」 「わあかってるよ!」 そう言って私に笑ってくれた 今度こそ足音が廊下を伝ってどんどん遠ざかる 教室には私と、たかみなが描いた横顔だけが残ってる 「いいなぁ、先輩は」 言いながら黒板消しを手に取って、少しずつ消していく 消えていく横顔に、独り言がぶつかってはチョークの粉と一緒に落ちた 「あ、先輩一つだけ」 消し終わって外を見ると、南門を駆け抜けるたかみなが見えた 「たかみなに、本命渡しちゃいました」 本当は嫌な筈なのに、頭に浮かぶのは先輩の隣で笑うたかみなばかり 明日の笑顔を少しだけ練習して、私も教室を後にする 「余裕で間に合ってたのになぁ…」 貰ったチョコレートを一つ食べる それが甘ければ甘いほど、私の心は切なかった END
https://w.atwiki.jp/yuri48moe/pages/56.html
出典:【外交】AKB48で百合萌えPart3【歓迎】 レス:170-171 髪を切ってますます少年のようになったぽっちゃん。 無邪気に笑うぽっちゃんにキュンてなる。 でも劇場に来てから何だか落ち着かずに携帯の画面を見つめてる。 私が声をかけようとしても近寄らせない空気を出していて何だか寂しい…。 今日は大堀さんももっさんもいない。 だからぽっちゃんに甘えたくてくっつきたかった…。 「…ぽっちゃん?」 あたしの声なんて耳に届いてない。 迷惑かな?なんて思っていたら 「あ…ごめん、明日香どうした?!」 ぽっちゃんの頭の中を占めているのは何かなんてあたしにはわかっていた。 「ううん…ちょっと呼んだだけ」 「そっかぁ~今日さ才加ハーフマラソンだから完走できるか心配でさ」 「もっさんなら完走できるよ!」 「そうだよね!才加は完走できるって佐江は信じてるもん。この気持ちが北海道にいる才加に届いてるといいな」 もっさんのこととなると頬をゆるめて無邪気な笑顔になる。何だか嫉妬しちゃうな。 今ここにいないのに。 「明日香どうした?」 心配して顔を覗きこんでくる。 「完走できるといいね!」 そうじゃなくて…あたしは今ぽっちゃんに何をしてほしいんだろう。 この胸の高鳴る鼓動を抑えてほしいの? また心配そうに顔を覗きこんでくる? 「明日香…顔赤いよ?」 真っ直ぐな瞳で見つめてくるから… だって今日は邪魔してくる人なんていないから… 「ぽっちゃん…」 「ん?!」 「今日一緒に帰ろう?」 「いいよ。2人で帰ろう」 ぽっちゃんの何気ない一言や行動にいつもドキドキするあたしだった。 今日は2人で帰れる。それだけで幸せな気持ちになる。 ぽっちゃんの手繋げたらいいな、なんて…。 あたしの頭の中は大好きなぽっちゃんのことでいっぱいだった。 ~終わり~
https://w.atwiki.jp/exekaminomi/pages/14.html
とある魔術の禁書目録Ⅱ 2011年4月順次更新予定 作成枚数不明 正規の禁書目録の内容次第 黄と青の2色の予定
https://w.atwiki.jp/magilogi/pages/40.html
禁書魔法・召喚 【加勢】 黄昏選書収録蔵書 【双霊召喚】 【悪鬼召喚】 【怨霊召喚】 蔵書一言 【加勢】 1回の召喚魔法で2体の元型を並べることができる。ただし、3レベル以下の組み合わせになるようにという縛り付き。割と自由が効くため、「悪夢」+「乙女」とか、「精霊」+「魔剣」とか、色々場に合わせて厄介な元型を速攻展開できるのがいい。 【双霊召喚】 特技判定は2回要求されるものの、精霊を2回一発で召喚できる。こちらもやはり手番圧縮。一気にブロック4を展開して、分科会を追い詰めてやろう。 【悪鬼召喚】 追加ダメージ持ちの精霊召喚。シンプルだが普通に厄介なことこの上ない。 【怨霊召喚】 疵持ちに付け入って魔神を召喚する。継続でもないと疵持ちは少なく、だからこそそれなりに強化された魔法使いに対しても強く出られる。魔神だぞ魔神!
https://w.atwiki.jp/yugihonsure/pages/145.html
本スレ用語一覧>配列厨 カードゲームにおいて、排出カードのレアリティを覚えておき、 レアが排出されるタイミングで、自分が割り込む行為やレアの排出回数まで粘る行為を行う。 遊戯王ではDTにおいてこのような行為をする者を指す。 『トリシューラの鼓動!』ではトリシューラ目当てに配列厨が大量増加し問題になった。 ただし配列を誤るとレアを引き寄せてくれる優しい人たちと化す。 またウルトラレアの配列を覚えて割り込んだらいらない方のウルトラレアが出てきました、なんて話もある。 関連項目 配列トリシューラ はっふん! エリア コメント欄 天丼がないのは酷いものだ -- 名無しさん (2021-05-20 16 15 35) ようやく氷結界かあ -- 名無しさん (2024-08-05 19 18 30) 名前 コメント